


青年たちの名前は、中尾清、円城芳之助、水野徳右衛門。
東大工学部応用化学科を卒業したばかりの、血気盛んな若者たちが集まって、1921年のある日小さな研究所を作りました。
ベンチャースピリットの旺盛な彼等が自由な発想で意見を出し合った結果、歯科医療用材料の分野への進出を決めたのです。これが、ジーシーのスタートでした。
その当時歯科医療用材料と言えば、まだ輸入品に頼っていた時代。国内の歯科医師の期待と注目を集めた3人は、第1号製品「スタンダード・セメント」の失敗経験を逆に活かし、その4年後、輸入品に劣らない品質のセメントを見事に完成させたのです。
この3人の「失敗を恐れないベンチャースピリット」は、現在のジーシーにもしっかりと受け継がれ、まさに発展の原動力になっているのです。

ジーシーでは、創業者の一人である中尾清が提唱した社是として、「施無畏」という言葉を掲げています。
この教えは、法華経の観世音菩薩普門品第二十五の中にあり、いわゆる観音経の中心思想をなすもので、広義には“個我をはなれての無我”“純客観”“慈悲”“大智”などで表現されます。
ジーシーではこの教えを基に、いずれの部署に所属していても個我を離れてお互いに敬愛するなかまの集団として行動し、またお客様の立場にたち、お客様からみた価値の実現を第一に考えた真の製品づくりを実践しています。